読みたい本がたくさんありすぎる。
書店に行くとつい買ってしまうので
今、まさに「積読」が崩れそうな状態💦
もちろん図書館に予約している本もあるのだが
まだまだ順番が来ることはなさそうなので
しばらくは「積読」からやっつけるー(笑)
『うつくしが丘の不幸の家』 町田そのこ著
海を見下ろす住宅地に建つ、
築21年の三階建て一軒家を購入した美保理と譲。
一階を美容室に改装したその家で、
夫婦の新しい日々が始まるはずだった。
だが開店二日前、
近隣住民から、ここが「不幸の家」と呼ばれていると聞いてしまう。
ーーそれでもわたしたち、この家で暮らしてよかった。
「不幸の家」に居場所を求めた、
五つの家族の物語。
本屋大賞受賞作家が贈る、心温まる傑作小説。
(引用:「うつくしが丘の不幸の家」・文庫裏表紙)
文庫裏表紙には
「本屋大賞受賞作家が贈る」となっているが
本屋大賞受賞作の『52ヘルツのクジラたち』は町田さんの第4作目の作品で
『うつくしが丘の不幸の家』が第3作目。
「不幸の家」なんてタイトルなので
なんだかそんな雰囲気がする小説なのか?
なんて心配は無用だった。
とたえ、近所の人が「不幸の家」と呼んでいようが
そんなことは自分たちには関係ない。
「わたしのしあわせの形は、私が決める」
5作の連作短編は
時間を遡って五つの家族の物語が描かれる。
そして、エピローグでは
「あー、良かった!」と温かい気持ちになった。
良い本だった。